最近、若者の間で人気になっているのがシェアハウスです。
シェアハウスは、テレビでも一時に人気を集めていたので知っている方も多いかもしれません。
空き家問題解消の一つの対策として、空き家をシェアハウスに改造し、若者の就労支援に有効活用する動きが活発になっています。
次に、全国各地に広がっている若者向けシェアハウスとしての空き家の活用例を紹介します。
格安の家賃で若者をサポート
空き家を若者向けシェアハウスとして活用している方のほとんどが、実家に住む人がいなくなって維持管理や活用方法に困っていたという所有者だそうです。
所有者自身がすでに家族を持ち新しい家で生活をしていると、空き家になった実家に移り住むのは難しいという結論になりがちです。
しかし、まだまだ利用価値が高く、思い出の詰まった実家を売却したり解体するのは忍びないと、シェアハウスで空き家を有効活用しようという方が増えてきています。
シェアハウスを利用するのは、アルバイトをしながら自分の夢の実現のために頑張っている、少ない仕送りで学業に励んでいるといった若者です。
そんな若者たちのために、格安で部屋を貸すというシェアハウスが人気になっているというのも納得できる話ではないでしょうか。
シェアハウスの魅力とは
空き家をシェアハウスとして活用するメリットは、一戸の住宅を複数の人間が共同で使う事で格安で賃貸できるという点です。
シェアハウスは、通常個室の部屋と共有スペースとに区切られ、それぞれのプライバシーを守る事も可能です。
浴室やトイレ、キッチンなどは共有スペースですが、テレビ、冷蔵庫、洗濯機など家電も設置されているので、若者が手荷物一つで生活をスタートさせる事ができるのも人気の理由といえるでしょう。
家賃を格安にできるという以外にも、一人暮しではなく共同生活者がいるという安心感があるため女性も人気があります。
空き家所有者のメリット
空き家をシェアハウスとして貸す所有者側のメリットもたくさんあります。
シェアハウスとは複数の人間での共同生活となるため、一人ひとりから賃料は格安でも一定の収入が確保できます。
例えば借り手1人から3~4万円程度の賃料を受け取ったとしても、4~5人のシェアハウスにすれば月12~20万程度の賃料が見込めます。
退去者が出た場合でも、複数人のシェアならある程度の賃料は確保できるでしょう。
シェアハウスにデメリットがあるとすれば、価値観の異なる人同士が共同生活を行う事による人間関係などのトラブルの問題です。
若者中心のシェアハウスではトラブル回避のために、オーナーが適切に対応する必要が出てくるかもしれません。
シェアハウスは若い世代を応援したい、育成したいと考えている方にぴったりの空き家活用法といえます。
空き家をシェアハウスとして活用している事例は全国各地にいくつもあります。
お持ちの空き家の活用にお困りの方は、シェアハウスも検討してみるといいでしょう。
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