空き家の活用方法

古い空き家を「隠れ家的」店舗として再利用するコツ

空き家を隠家に再利用しよう
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誰も住む人がいなくなった空き家の処分に困っているなら、「隠れ家的店舗」として再利用してみるのはどうでしょうか。

最近、「隠れ家」というキーワードが人気になっています。

隠れ家のようなカフェや、隠れ家のようなレストランなど、特に女性人気が高いのが特徴の店舗が増えてきました。

その「隠れ家」の魅力を十分に備えているのが、住宅として使用してきた空き家の持つ独特の雰囲気です。

駅や大きな通り沿いからは程遠い場所に位置し、周囲に緑が多く隣接する民家も多数存在するといった環境なら試してみる価値はあります。

そんな環境にある空き家を改修したところで、どんな使い方ができるのかと迷っている方は多いかもしれません。

実はそれこそが、「隠れ家」としての最高の立地条件なのです。

最新の空き家活用法が「隠れ家」!

「隠れ家」として空き家を再利用する場合、必ずしもレストランやカフェなど飲食系だけにこだわる必要はありません。

女性人気の高いネイルサロンやスパ、アロマサロン、エステサロンといった使い方もできますし、マッサージサロンや整体院、整骨院といった方向性もいいでしょう。

ほかにも、手作り品や子供服のブティック、リサイクルショップなど多方面での活用が期待できます

最近の観光客は一般的なホテルよりも、地元の方の生活に溶け込んだ場所を好む傾向がありますので、簡易宿泊施設や民宿などとして活用するのもいいでしょう。

そうした観光客をターゲットにするものよし、地元密着の隠れ家的ショップにするもよし、アイディア次第で幅広い活用ができるのではないでしょうか。

ひっそりとたたずむ隠れ家は、美意識の高い女性や静かな環境を好む男性に最適です。

一見すると住宅としか思えない外観にも関わらず、内部がレストランやカフェであったり、しゃれた商品がそろったブティックであったり、落ち着ける宿泊施設であったりすると利用者の感心をひきつける事ができるでしょう。

空き家を「隠れ家的」カフェに変貌させた実例

全国各地には祖父母や両親から受け継いだ空き家を改修し、「隠れ家的な店」として再利用している方々がいますので、その中から一つ紹介します。

舞台となるのは昭和30年頃に建築された古い家屋です。

現在の所有者のご両親が他界した後、数十年ほど放置されていた空き家は荒れた状態になっていました。

空き家の老朽化は進んでいたものの、日本家屋特有の雰囲気も随所にある事から、所有者は解体に踏み切れずに悩んでいたそうです。

ある時、所有者は空き家の再生を決断しました。

再生のポイントとしたのは、できるだけ改修にかかる費用を抑える事、使えるものなら古いものでも再利用するという事です。

その結果、家屋の耐久性や耐震性に関する工事はしっかりと行いつつ、昔ながらの雰囲気を残す事で他にはない独特の雰囲気の「隠れ家的カフェ」として再生する事ができました。

そのカフェには現在も地域の住民や観光客が足を運び、連日賑わいを見せています

「隠れ家」を意識するメリット

空き家を「隠れ家的」として再利用するメリットは、隣接する住宅があっても違和感なく活用できるという点です。

大通りから奥に入った目立たない場所に立地しても、「隠れ家」である事から集客の妨げにならない、大幅なリフォームの必要がない、多種多様なショップとして活用できるなどのメリットがあります。