家の売却で失敗や損をしない秘訣は「信頼できる不動産選び」がポイントになります。
なぜなら、ほとんどの売主は家の売却に不動産会社を利用するからです。
不動産売却に関する情報収集や知識を事前にしていても、売主個人では短い時間内に得られる情報や知識には限りがあります。
家を売るという行為は、人生において1回経験するかどうかというビッグイベントです。
不動産売買のプロはこれまでに何十回、何百回という売買の実績があるわけですから、売主個人が専門家に匹敵するような売却をするのは難しいでしょう。
専門家に任せるといっても、全ての不動産会社が信頼できる業者であるとは限りません。
自分の望む価格と買主を見つけて損をしない売却を実現するためにも、信頼できる不動産会社を見つけることからスタートしてください。
不動産会社は何をやってくれるの?
「家を売ってください」と依頼を受けた不動産会社は、その後どのような対応をしてくれるのかを簡単に紹介します。
契約内容によって不動産会社が行うことに多少の違いはありますが、一般的には以下の通りとなります。
- 売却する物件を査定
- 売主との販売価格交渉と決定
- 販売活動(広告やレインズへの登録など)
- 買主(購入希望者)との交渉
- 物件説明を含めた重要事項の説明
- 売買契約(書類等の作成手続きを含む)
- 物件引渡し、残金の決済
上記が一般的な流れで、契約から物件引渡し、残金の決済までの全てをサポートしてくれます。
この流れの中で書類の作成や申請など、不動産売買の法律に関わる難しい諸手続きも担当してくれますので、安心して任せられるでしょう。
安心して任せられるといっても、不動産売買の全てを業者に丸投げしてはいけません。
業者によっては販売活動を一切行わなかったり、手続きや申請に不備が生じる、買主との交渉で失敗して売主に大きな損害を与えてしまうなどのトラブルを起こす可能性もゼロではないからです。
こうしたトラブルを起こさないためにも、信頼できる不動産選びが重要となります。
優良業者を選ぶポイントを教えて!
「大手」や「有名」というだけで、信頼できる不動産会社だと判断していませんか?
確かに大手や有名な不動産会社には安心感があります。
過去の実績や評判がいいからこそ大手や有名になっているのですが、それだけで不動産会社を選んでしまっては損をする可能性もあるのです。
絶対に失敗や損をしたくないのであれば、会社で選ぶのではなく信頼できる担当者を見つけることがポイントです。
会社という大きな組織に焦点をあてる前に、そこにいるスタッフの対応に注目しましょう。
- 売買に関する説明は分かりやすく親切か
- 連絡、対応はスピーディーか
- 売主のことを第一に考えてくれるか
- 積極的に行動してくれるか
- 説明に嘘や偽りはないか
- 売買に関する知識や経験はどうか
上記のように、全ての対応を確認しましょう。
対応を確認した後は、依頼する不動産会社の得意・不得意分野を見極めるようにします。
そのためには、過去にどのような不動産の売買に携わっているのかを確認してください。
マンションや土地売買には強いのに、中古物件の売買を一度も経験したことがない、という不動産会社に、「戸建て中古を売ってください」と依頼したところで、理想的な売却は期待できないでしょう。
大手で有名とはいえ、賃貸物件のみを扱っているところもたくさんありますので、目的に合わせて不動産会社を選ぶのも損をしないポイントです。
次に、依頼する不動産会社が、どのような方法で販売活動を行うのかを確認しましょう。
契約締結をしてしまってから、まったく販売活動を行わない、ホームページにアップしたまま放置している、買主が現れるまで待っているだけ等の対応をとる業者もいるので注意が必要です。
このような対応では、いくら不動産会社に依頼したといっても、家が売れるまでかなりの時間がかかる可能性もあります。
家が売れない時間が長くなればなるほど、無駄な費用が発生したり家の老朽化が深刻になります。
絶妙なタイミングで家を売って損をしないためにも、積極的に販売活動を行ってくれる不動産会社を選ぶことが重要です。
実家や空き家をどうするかでお悩みの方
⇒住宅の価値はいくら?先ずは知る事が重要! |
実家や土地をうまく活用できないか?でお悩みの方
⇒土地活用を考えているがどうしたら良いの? |