家を売りたいと計画しているなら、誰もが必ず知っておく必要がある4つのポイントをまとめています。
不動産の売却は「一生に一度の経験になる大事な取引」なので、失敗や後悔のないようにしましょう。
ポイント1「売り主としての覚悟」
家を売るには、それなりの覚悟が必要です。
今、売ろうとしている家は「購入した」、「相続した」、「新築した」等の方法で手に入れたものだと思います。
どのような方法で入手したにせよ、そこにはさまざまな思いが詰まっているはずです。
さまざまな思いの詰まった家を手放すのは簡単なことではありません。
思い入れのある家を売るのですから、「できれば良い人に購入してもらいたい」と思うのは、売り主全員に共通した願いではないでしょうか。
しかし、不動産の売却の観点からいうと、良い人を探すのではなく、買い手に納得してもらえる取引をする努力が必要になります。
そのため、良い買い物をしてもらうにはどんな売り主になるべきか、どのような覚悟と責任が必要なのかを考えることが重要です。
売る目的や意思が曖昧なままだと、買い手に不誠実に思われたりする可能性も高いため、家を売ることを決めたのなら、売り主としての覚悟を持つようにしましょう。
ポイント2「家族の気持ちの統一」
マイホームを売る場合、家族に相談せずに決めてはいけません。
家の売却に関しては、家族全員の意思の統一が絶対に必要になってきます。
どのような理由で家を売る必要があるのか、家を売って今後どうするのかなどを家族全員で時間をかけて話し合って意思統一するとともに、今後のスケジュールを決めるようにしましょう。
状況次第では家族だけでなく親族との話し合いが必要になることもあるでしょう。
一人でも家を売ることに反対しているようなら、家の売却はおススメできません。
家族や親族が反対しているのに強引に家の売却を行うと、将来的にさまざまなトラブルに発展する危険性が生じてくるからです。
みんなが納得した上で良い結果を得られるよう、できる限りの準備期間を設けることがスムーズな売却の基本となります。
ポイント3「長期戦を覚悟する」
「一刻でも家を早く売りたい」と焦るのは禁物です。
家の売買は「失敗したが何とかなる」というものではないからです。
所有者が納得できる価格や状況で家を売るためにも、長いスパンでゆとりのある売却計画を立てる必要があります。
そのために何を準備するのか、どんな書類や手続きが必要なのか、どのくらいの準備金が必要なのか等を事前に調べ、家族全員で話し合って詳細な計画を立てるようにしましょう。
ポイント4「不動産取引の知識を養う」
家の売却にあたっては、仲介業者に任せっきりというのではいけません。
「相手はプロなのだから」「手数料を支払っているのだから」とか「ちゃんと売ってくれて当然」というような考え方では、納得の売却はできないと考えてください。
家を少しでも良い状態で高く売るためには、最低限の不動産取引に関する知識を養うようにしましょう。
その知識を一度も使うことが無かったとしても、家やマンション、土地を持ち続ける以上は決して無駄にはならないはずです。